むにフェスとは

　むにフェスとは、黒子オルタナティブ日本語ロックバンド、和ず（のどかず）のうっかり八兵衛が主宰する無料音楽イベントであります。

　日本有数の面倒臭がりの僕が、こんなにも面倒臭いイベントを主宰するという行為に至るとは自分でも驚いてます。

　はじめは、路上とか、公園でCUBE STREETに電池入れてやろうと思ってたんすよ。実際、何度かやってみたりしたものの、まー、直ぐに止められたり後で怒られたりと正常な活動方法と言えるものではありませんでした。

　警察にきちんと許可を取れば良いのね、と調べたりしてみましたが、結論としてはドギャーン！以下の通り。

　「結局、ロックバンドが路上ライブ出来る所なんてどこにもねーじゃんっ！」

　最近ですと名古屋の公園等ではやれてるようですが、関東在住の僕には普段使いできるものではないので、色々紆余曲折はありましたが、面倒くせーから機材全部揃えたるわっ！

　と、方々頭を下げまして、全額借金で音響機材全部揃えました。

　そうなると偉いもんでせっかく買ったんだから沢山使いたい！ってなことでフェスやろう！と。

　フェスも毎年1回とかもったいないから、別に毎月やれんならやれば良くない？

　なんなら出演者さえ集まって仕事と折合つくなら毎週やれば良くない？

　軌道に乗ったら仕事辞めて毎日やれば良くない？…と、持ち前の能天気を発揮しまして来る令和５年２月８日（水）東京都渋谷区代々木公園野外音楽堂にて第1回のむにフェスを開催することとなりました。

　「日程表」をご覧いただくとわかりますが、2月8日に向けてちょぼちょぼとリハーサルという名の和ずライブも積み重ねていきますのでどんなもんか見に来てくれたら良いと思う。全部無料だし。

　和ずは、2022年シーズン、日本中の地域音楽イベントを軸に活動をしました。その結果、ひとつ判ったことがあります。

　その辺を歩いてる人達も意外と、新しい音楽へのアンテナ張ってるってこと。

　インディーズバンドなんて好きになってくれる人はライブハウスの中にしかいなくて、だから集客だって大変で、と思ってずっと活動してました。ただブッキングライブして勝手にお客さんが集まって活動できるようになれると思って頑張ってたけど、俺には無理だった。

　そりゃそうだ。最近思い出したんです。そういえば、俺って人生で人気者だった時なんて一度もねーわって。

　休み時間でっかいヘッドフォンして机に顔突っ伏して爆音で回りの連中が知らないような音楽を聴き漁ってはサッカー部とか、流行の芸人のワードをパクって笑いとってる奴、笑ってる奴らに呪詛を吐いてるのが俺で、その時の俺がヘッドフォンで聞いてた音楽を作りたくて俺はバンドをやって、その時の俺みたいな奴と手を組んで世の中を突破していきたいのが今の俺なんだって。

　前書きが長くなった。ここまで読んで気が合いそうな人、少ないだろうけどいるよね？

　バンド、音楽以外のアーティスト、PA音響、照明、フード、スタッフ、ボランティア、プランナー、スポンサー、支援者、なんでも良いよ。このイベント関わりてぇって思ってくれた奴は、「応募＆問合せ」から連絡くれ。

　俺はこのイベントでバンドに集客しろなんて絶対言わない。勝手にほっといても集客するイベントを創り上げる。俺たち日本人には祭りのDNAが刻み込まれてる。なんかでかい音鳴ってれば人はとりあえず集まってくることまでは2022の活動の中で分かった。

　あとは、その人たちが何度も来てくれるようにイベントの質を上げるだけ。簡単だろ？

　「まずは毎月、そのうち毎週、いつかは毎日」を目指して祭りやろうぜ。

　『ロックバンドにもストリートライブを！』がスローガン。

　去年からずっと言ってるけど、乗るなら今がチャンス。

　主宰してるのが俺たち日本音楽界の十倍株、和ずだからな。

　高騰した後で買おうったって後の祭りなんだ。

　お後がよろしいようで。

　むにフェス制作倶楽部

　　主宰　うっかり八兵衛（和ず）